2024年度第2回目の日本信頼性学会関西支部講演会は，当学会会長の 早川 有 先生にご登壇いただきます．

　システムの監視・管理のために，使用中の故障データをモデル化してその後の保全計画の適正化を図ることなども進められると思います．今回そのような，システムの故障情報の特徴を踏まえて，それらを解析し活用する進め方と留意点についてご指導いただきます．奮ってご参加くださいますよう，よろしくお願いいたします．

【日　時】：　2024年9月18日（水）　14：00 ～ 16：00

【会　場】：　KOBE Co CREATION CENTERセミナー室（https://yahoo.jp/7C92ona）
　　　　　　　兵庫県神戸市中央区三宮町1丁目9番1号 センタープラザ9階
　　　　　　　および teamsオンライン配信を併用（URLは申し込み後配信します）

【講　師】：　早川 有 日本信頼性学会長
　　　　　　　早稲田大学 国際学術院 国際教養学部 教授

【題　目】：　「Delayed reporting of faults in warranty claims and Bayesian
　　　　　　non-parametric bathtub shaped hazard rate functions」
　　　　　　（講演は日本語で行われます）

【内　容】：　講師との共同研究者：Richard Arnold, Stefanka Chukova
＜第1部＞
　複雑なシステムが運用されると、複数の故障が発生することがある。システムが保証期間内で動作している場合、これらの故障は消費者にとってゼロまたは最小のコストで請求および修理が可能である。しかし、故障がシステム全体の故障に至らない場合、ユーザーは個々の修理をその都度請求するのが不便であり、代わりに十分な数の故障が蓄積するまで報告や請求を遅らせることがある。この講演では、故障の報告遅延モデルを紹介する。複数の致命的でない故障が蓄積され、一度に報告および修理されるモデルである。この報告プロセスは、故障を生成する基本的な確率過程に依存する確率過程としてモデル化される。報告時間と報告された故障数の同時分布も導出される。

＜第2部＞
　自然および製造されたシステムのハザード率関数は、しばしばバスタブ型の故障率を示す。初期の高い故障率に続いて、故障がまれな有用な作動期間が続き、最後にシステムの寿命末期に達すると故障率が増加する。このようなハザード率関数のパラメトリックモデリングは、関数の形状に不必要な制約を課す可能性がある。しかし、最も一般的なノンパラメトリック推定量（カプラン・マイヤー推定量）は、バスタブ型であるという要件を指定することができない。我々はLoおよびWeng（1989）のアプローチを拡張し、ガンマプロセス事前分布から導かれる4つのノンパラメトリックバスタブ型ハザード率関数を指定する。これらの4つのモデルについて、シミュレーションを実施し、その結果を示す。

【参加費】：　会員：1000円，学生：無料 　非会員：2,000円（会場，オンライン共通）

【参加お申込】：クレジットカード決済、または銀行お振込みとなります．

◎＜クレジットカード決済ご希望の方＞
　　下記のURL（赤字部分）よりお手続きください．
　　お手続き完了時点で参加お申込済となり，開催情報が記載された自動返信メールが届きます．
　　＊クレジットカード決済ページはここをクリック！

＜＜＜ご注意＞＞＞
・Internet Explorer以外のブラウザでお試しください (Google Chrome, Firefox, Safariなど)
・ブラウザのJavaScriptやCookieがオフになっていないかをご確認ください．

◎＜銀行お振込みご希望の方＞
　　ページ下部の「予約申込」よりお申込ください．
　　請求書をご希望の方は，お申込の際に請求書の宛名およびご送付先をご記入ください.
　　お振込みは下記までお願いいたします．
　　　　三菱UFJ銀行　新宿通支店　普通4448691
　　　　口座名義：日本信頼性学会
　　　　　　　　　　または
　　　　郵便振替　00100-5-56807
　　　　口座名義：日本信頼性学会

＊本講演会は対面およびオンライン（リアルタイム配信）のみの開催であり，録画，およびそのオンデマンド配信は行いません．
＊ウェビナーツールは，Microsoft Teamsを使用します．
＊参加登録をされた方のみに聴講を許可します．複数人での聴講は厳にお控えください．職場ではヘッドセットやイヤホン等の使用をお願いします．
＊画面録画・録音アプリなどを用いた講演の撮影，録画，録音は，講演者の権利を侵害するものであり，これを禁止します．
＊会議資料はpdfダウンロード方式とし，開催の数日前にダウンロードサイトに掲載いたします．掲載次第，参加お申込の方にURLをご案内いたします．この資料はお手元での参照のみを許可するものであり，複製，転載，送信，放送，配布，貸与，翻訳，変造することは，著作権侵害となり法的に罰せられることがあります．このため，著作権者からの許可無く，掲載内容の一部およびすべてを複製，転載または配布，印刷など，第三者の利用に供することを禁止します．

参加登録にあたっては，上記の項目について同意いただいたものとみなします．

【申込締切】：2024年9月13日（金）

※ 従来関西支部講演会は，会員（正会員および賛助会員の5名まで／1口）の方の参加費を無料として継続してきましたが，講義資料準備等の費用として，今年度から1000円のご負担をお願いすることといたしました．
学生は従来通り，無料といたします．ご協力いただけますよう，よろしくお願いいたします．

問合せ先：日本信頼性学会事務局宛にお問合せください．
　　　　　E-mail：reaj@juse.or.jp